フェラが上手い女になるには、どうしたらいいの?
「女ってさあ。みんな自分のフェラがすっげー上手いと思ってない?」
いまから5年ほどまえ、横浜のラブホテルでねちっこいセックスを終えたあとのことです。
そのころ付き合っていた28才のセフレYくんが、ふいにそういってきました。
「じつはマリアも上手いって思ってるんだろう?」
ちょっとドキッとしました。
たしかにわたしも自分のフェラにかなりの自信を持っていたからです。
だって17才のとき、初めてKさんにフェラをして、初フェラ初ゴックンまでできたんですから(笑)
もしかしたらわたしってフェラに対するたぐいまれな天分があるんじゃないか。正直そう思ってうぬぼれていたんです(笑)。
はい。今回はフェラについての考察です。
私「え? もしかしてわたし、下手なの?」
彼「ううん。そんなことない。すごく気持ちいいよ」
私「じゃあ、なんでそんなこというのよ?」
彼「本当のこといってもがっかりしない?」
私「なによ、それ。いってよ、最後まで」
彼「うーん、どういえばいいのかなー。だからフェラが下手な女なんてめったにいないってこと。つまり、たいがいの女はフェラがうまいんだよ」
私「………どういうこと?」
彼「どんな女だって手抜きさえしなけりゃそれなりに気持ちいいの」
私「……でもデリ嬢とかソープさんはやっぱり違うんでしょ?」
彼「いや、実際は大差ないとおれは思うね」
いったいYくんはなにがいいたいのでしょう。
ちなみにYくんは女性からモテるうえに、セックスのテクニックも相当長けたやつでした。念入りかつソフトに性感帯を責めてきます。
そのせいで1度でも彼と身体を合わせると、女性のほうからセフレになりたがるくらいに。
たしかにYくんは、ことセックスに関しては他の人とは違う。独自の経験と考えを持っている。実際に何度もYくんにいかされているうち、わたしもそう感じるようになっていました。
なのでこのときわたしは黙って、彼の意見を拝聴してみることにしました。
それではYくん。聞かせてください。
「最近はAVだってネットで簡単にみられるし、真似しようと思えば誰だってAV女優のテクくらいものにできるだろ?
そのAV女優にしたってなにも特別な訓練をしてそのテクを身につけたわけじゃない。
ほとんど独学なんだぜ。それにそもそもちんこの形なんか超シンプルだし、
クリみたいに入り組んだ場所にあれば、また話は別だけど
ちんこが相手じゃそこまで繊細で複雑なテクなんか構造的にしようがない。
ようするに女が一生懸命舐めたり、吸ったりしてくれりゃ
歯が当たったりしない限り
男はたいがい気持ちいいもんなんだよ」
私「それで女はみんなフェラに自信を持ってるわけ?」
彼「おそらくそうじゃない。きっと男がフェラされたとき、やたらとその女を褒めるからじゃないかなあ。本当はそんなのよくあるリップサービスなんだけどさ。女はそれを真に受けて自信をもっちゃうんじゃないかなあ」
Yくんの分析はちょっと意外でした。
でも、いわれてみると思い当たるところもいっぱいあります。
たしかにちんこは単純な形をしているので、とても舐めやすい。
たしかにエロ動画をみてフェラの仕方を参考にしたことがある。でも、そのテクがとくにむずかしいと感じたことはない。
たしかに男ってフェラをしてあげたとき、よく「ああ、気持ちいい!」とうめいたりする。
(え? それってちんこへのリップサービスにリップサービスで答えてただけってこと?)(笑)
たしかに……それまで考えたこともなかった指摘ではありました。
でも、なんだか身もふたもない指摘のような気もします。
わたしが黙り込んでいると、さらにYくんが追い打ちをかけてきました。っていうか、調子ぶっこいてこういってきました(笑)。
「ぶっちゃけさー。単純に気持ちいいっていったらフェラよりもまんこよりも絶対TENGAのほうが上っしょ。おれの友達もみんなTENGAに勝てる女はいないっていってるよ」
TENGAというのはそのころから急に話題になり始めていた男性用のオナニーグッズのことです。TENGAまで持ちだされ、さすがにムッとしてわたしはいいました。
私「だったらセフレなんかつくらないで、ずっとTENGAでオナニーしてりゃいいじゃん」
「まあ、そうなんだけどね」
私「なのになんで男はフェラをさせたがるの?」
Yくんはしばらく考え込んだあと、
「これはあくまでおれの個人的な考えなんだけど」
そう前置きしていいました。
「ギャップかな」
私「ギャップ?」
「まずね、男の身体っていうのはちんこに限らず女みたいに敏感にはできていないんだよ。少なくとも耳とか背中を舐められたくらいで喘ぎ声をだすほど、気持ちよくはなれない。せいぜいがくすぐったいって感じる程度だ。つまり男がセックスで得られる快感なんてたかがしれてる。じつのところ男はそのことを最初からわかっている。それなのになぜ女とセックスしたいのかっていうと、女のギャップに興奮したいからなんだよ」
私「ごめん。もっとわかりやすくいって」
「たとえば生野アナ(注・当時Yくんが好きだったフジテレビの美人女子アナ)みたいに上品で綺麗で健康的な女が職場にいるとするよ。で、その女とひょんなことでホテル入って、フェラするときだけ、めっちゃいやらしい顔しながらうまそうにちんこを舐めるとかさ。そういう普段のときと、裸になってからのギャップにムラムラくるわけ」
私「なるほどそうなんだー」
「だってそもそもまんこ自体がギャップそのものだと思うけどな」
私「なにそれ? いっていって」
「だって女の肌ってきめ細かくてすべすべしてるじゃん。それなのにまんこだけはヨレヨレの肉が折り重なって、そのうえ感じるとヌルヌルしてきて、妙な感じでクリが飛び出してきたりして、めっちゃキモイじゃん」
私「………そう思ってたの?」
「いや、そのギャップに興奮するっていってんの。男は女の身体を撫でたり舐めたり吸ったりしながらそういうギャップのある反応を引き出したいわけ。で、そのギャップを感じるとめっちゃ興奮してくるわけ。とにかく男はそういう興奮を味わいたくて、それでセックスがしたくなっちゃうんだよ」
私「ふーん。そうだったんだー」
「そこいくとマリアってけっこうギャップがあると思うよ」
私「え? どういうこところが?」
「だって普段はオナニーなんかしたことありませんって感じのクールなメガネっ子なのにさ。フェラしてるだけでめっちゃまんこ濡らしたりしてるじゃん」
私「気づいてたんだ?」
「そりゃ気づくよ。マリアってかなりエロいよ」
私「………ありがとう」
「たしかにTENGAは気持ちいいけど、いくらTENNGAを使っても興奮はしない。TENGAにギャップはないからさ。だからやっぱりおれにはマリアみたいなギャップのある女とのセックスが必要なんだよな」
最初こそムッとして始まった「フェラ談義」でしたが、結局この話はわたしが褒められて終わりました。
Yくんによれば、わたしはかなり「エロい女」のようです(笑)。
わたしがエロいかどうかは別にして(笑)、このときYくんから聞いた話は、のちのちセックスのことを考えるうえでとてもよい参照事例になりました。
というのもわたし自身が「恥ずかしいことをすると興奮する」という自分でもよくわからないギャップを抱えた女だったからです。
そういう自分の性癖とYくんのいった「ギャップ」の意味を重ね合わせてみると、うっすらとですが「男の人がどのように興奮するか」の一端がわかるような気がします。
たとえばわたしの場合は、
公共施設で(社会常識を要請された場所で、あえて)オナニーに挑戦する。
下着をつけずに職場で働く。
ネットに自分のおまんこ動画をアップする。
セックスの最中、とんでもなくはしたない淫語を使って喘ぐ。
というような主に社会生活と性的な自分とのギャップに興奮をおぼえます。
対して男の人の場合は、
家庭を大切にしている人妻のようだけど、じつはオナニー狂のちんこ好き。
童顔女子なのにキモイおまんこ。
おっとりしているように見えて、身体は超敏感娘&潮吹き。
キリッとしたビジネスウーマンなのに、まんこは濡れ濡れ。
というような女自身が隠し持っている「秘密の欲情」のようなものにギャップを感じ、それを探りながら興奮しているようです。
では、そういう男性たちを魅了し、虜にするために、わたしたち女は、どういうフェラを心がけたらいいのでしょう。
じつはわたしにもよくわかりません………。
Yくんは「テクなんかみんな似たりよったり」といってました。必要なのはギャップなんだと。
だからといってギャップなんか、そんなもの意識的にどうこうできるものじゃありません。
このブログを読んでくれている女性の中には、ちんこに舌を絡ませながら(それだけで)自分のまんこをびしょびしょに濡らしてしまう、そういう方がいらっしゃいますか?
とりあえずYくんは、そういう女に興奮するっていってました。
まあ、わたしのことなんですけど(笑)。
最後まで自慢のようになってしまってすみません。
明日も仕事です。
今夜も思い切りオナニーして眠ることにします(笑)