初めて出会いバーに行ってみました
前回のエントリーで変態老人Мさんとの思い出を書きました。
Мさんと出会ったのは、仕事がらみのパーティー会場でした。
でも………。
じつをいうとМさんのような「仕事がらみの出会い」というのは、わたしにとってはかなり特殊なケースだったんです。
本来のわたしは、少しでも仕事とかかわりのある知人とは、まず性的な関係には発展しません。
いえ、知人とは性的関係どころか、恋愛やセックスの話題すらほとんどしません。
その種の話題を振られるといつも適当な一般論でごまかしています。
(なのでわたしは知人たちから超堅物で奥手の絶滅危惧種と思われています。本当は職場でオナニーまでしちゃう他人棒大好き女なんですけど)(笑)
なぜなんでしょう。
わたしは子供のときから他人にも、親にすら心を開いたことがありません。
もしかしたらもの心ついたころから自分で自分の変態っぽさに気づいていて、それを悟られまいとしていたのかもしれません。
あるいは自分の変態っぽさをかたくなに守っていたのかもしれません。
だって変態の変態っぽさなんて、他人は理解してくれません。
へたにそんなことを打ち明けてとんちんかんな興味を持たれたり、批判されたり、おかしな噂をたてられても困ります。
わたしにとってわたしの変態性はすごく大切なものなんです。
そう。大切なことなんですけど…………。
うーん。
やっぱりうまく説明できません(笑)。
とにかくわたしは、わたしと社会的につながりのある領域に、
プライベートな問題───
とくにセックスの問題───
を持ち込まないようにして過ごしてきました。
でも、そうしていると一般的な出会いの機会はほとんどおとずれません。
そんなわけでわたしはいままで、もっぱら出会い系を利用してセックスをしてきました。
親や地域や会社や友人のコミュニティーとは一切縁のない、ただお互いにセックスしたいという欲情だけでつながった相手。
出会い系で知り合ったそういう相手とセックスしたほうが、わたしはよりリラックスできるし、わくわくできるし、エッチになることができたのです。
そしてセックスの相性がよかった相手に限ってセフレ関係を継続してきました。
でも正直いって出会い系を利用するのってけっこう面倒くさいことも多いんです。
何人かの相手と同時に何度かメールのやり取りをして、その中から(セックスが)合いそうな相手をみつくろって、
アポをとって食事をして、延々と(わたしにとっては)どうでもいいような世間話をして、
それからようやく相手のほうからホテルに誘ってくる。そういうステップを踏まなければセックスにはいたりません。
もちろん相手と顔を合わせた瞬間、わたしのほうが「ムリ」というケースだって少なくありません。
インターネット上の出会いでは、相手の声とか匂いとか所作であるとか、そういうセクシャルな要素が感知できないからだと思います。
だったら最初から直接相手の顔をみて、話してみて、───セクシャルな相性を感じとったうえで───その場でセックスパートナーを選んだほうが話が早いんじゃないか。
あるときそう思って「出会いバー」という場所に行ってみました。
「出会いバー」というのは、その名の通り、「男女の出会いの場を提供している社交場」です。
わたしが利用した横浜伊勢佐木町のその出会いバーは、光沢のあるマホガニー(っぽくみえる木材)で内装されたとてもノスタルジックな空間でした。
らくに100名くらいの客が収容できそうな広い店内は、すでに8割方のテーブルが埋まっていました。
男女の割合は「男性7:女性3」といったところでしょうか。
男女ともにスーツ姿の20代後半から30代が多く、仲間通しで坐っていたり、1人で飲んでいたり、そこらへんはまちまちです。
ギラギラしたあからさまな欲望の気配はいっさいありません。
それでもわたしは、そこに集まった客たちの放つそこはかとない「官能の匂い」をしっかり嗅ぎとっていました。
ちなみにここでは女性の客はいっさいお金がかかりません。
女性はお酒も食事もすべて無料。
テーブルチャージすらとられません。
だからセックスしたい女性の方にはとってもおすすめですよ。
うふふ。
カウンターに坐ったわたしの隣の席には、引きも切らずに男性たちがあらわれ、あれこれと話しかけてきました。
みなそつのないアプローチでしたが、彼らの眼の奥には暗い欲情がみなぎっていました。その様子をみていたバーテンさんがカウンター越しに小声でわたしにいいました。
「すごい人気ですね」
「物珍しいだけじゃないですか」
わたしは一応そう照れてみせましたが、内心まんざらでもない気分でした。
へえー。こういうお店にくると、けっこうわたしもモテるんだ。
今日隣に坐った男たちはみんなわたしのおまんこにちんこを入れたがっているんだ。
そう思っただけで割れ目に熱い愛液がにじんでくるのがわかりました(笑)。
とはいうもののあまりピンとくる相手がみつかりません。
かといってこのままなにもしないで帰る気にもなりません。
だって、覚悟を決めてこの店にやってきたんですもん。
このまま自宅に戻ってオナニーするだけではむなしすぎます。
そんなわけでいろいろ考えた末、結局わたしは、その夜話したうちの、自称ベンチャー企業社長という日に焼けたスポーツマンタイプの男性をその夜のパートナーに決めました。
社長であることやスポーツマンだということが決め手になったわけじゃありません。
その彼がとても綺麗な口髭を生やしていたからです。
そしてその髭の毛質がとても柔らかそうにみえたからです。
もし、彼がおまんこを舐めてきたとき、あの口髭でクリトリスを撫でられたらすっごく感じちゃいそう。
決め手となったのは、彼の髭でした(笑)。
しかし、その彼との実際のセックスは期待したほど盛り上がりませんでした。
体格も立派だったし、ちんこもガッチガチに硬かったし、それでいろいろな体位で責めてくれたのですが、なんというんでしょう。感じ方がいまひとつなんです。
それでも彼のほうはわたしとのセックスが気に入ったみたいで、それから週に2、3回連絡が入るようになりました。
わたしはたしかにいつも「身体の相性」でセフレを決めていますが、だからといってたった1回のセックスで「セフレ判定」をくだしているわけではありません。
2度、3度と交わっているうち、ひょんなことがきっかけでものすごく興奮するプレイへと発展していったケースだって何度かあります。
そんなわけで彼の求めに応じるまま、関係を続けました。
そうして5回ほどセックスしたころのことです。
そのときその彼のほうは、すでに完全にわたしをセフレとみなしていました。
そして例によっていろいろな体位で責められている最中、わたしはふいに彼とのセックスが物足りない理由に気づきました。
この彼はおまんこを舐めることを微妙に(というか巧妙に)避けているのです。
自分はやたらとわたしにちんこを舐めさせるくせして、わたしのおまんこは念入りに舐めません。
すごくあっさりしています。会うたびにそのあっさり具合が加速しています。
もちろん最初に期待した「髭によるクリへの刺激」なんか感じたことがありません。
そのくせこの彼は腰を動かすことに異様な執着をみせていました。
そのときわたしは彼から限界までお尻を突き上げるよう命じられ、後ろから激しく責められていました。
そうして彼にパコパコパコパコパコパコパコパコパコ突かれているうち、わたしはだんだん腹がたってきました。
そしてパコパコする彼を反対にパコ―ンっとお尻で思い切り突き返しました。
「あう!」
彼は仰向けになってベッドに倒れました。
わたしは間髪入れずに彼の顔をまたぎ、おまんこで彼の口を密閉しました。
いわゆる顔面騎乗位の態勢をとったのです(笑)。
それからもの凄い勢いでお尻を捏ねまわしてやりました。
ときおり彼の口髭がクリトリスに触れるのがわかりました。
そしたらわたしは頭の中が真っ白になるくらい興奮してしまい、無我夢中になってお尻を振って振って振って振りまくりました。
「うぐ! くぷ、ぶぶぶぶぶ!」
おまんこで口をふさがれた彼がわたしのふとももを叩いてもがきました。
でも、そんなの知ったこっちゃありません。本来のわたしはどちらかというとМっ気が強いタイプなのですが、なぜだかこのときはサディスティックな自分に酔いしれていました。
「ほらほら、息をしたけりゃおまんこ舐めなさいよ! 早くわたしをいかせなさい! ほら、舌で揉んで! 捏ねて! 吸って!」
こんなにまでエキサイトしたプレイは本当に久しぶりでした。
「あ、ああ、髭が刺さる! いく! いっちゃう! やめないで、続けて! いく、あ、あ、いくいくいくいく! ああああああああああ!」
わたしは思い切りアナルを引き絞って絶頂を迎えました。
それと同時にかろうじて自分を律していたなにかが決壊し、大口を開けて喘ぐ彼にむかって勢いよくおしっこを噴射していました。
もちろん彼との関係はその夜で終わりました(笑)